「散文誌 隣り村」創刊号

紹介
【「あとがき」より】
「草茫々通信」を15号で終わりにした私が、間を置かずにまた新しい雑誌を始める。そのことを嗤う人がいなかったのは意外だった。どういう雑誌か尋ねることなく、皆様に快く寄稿していただいた。「隣り村」の土壌はまだ豊かだ。私だけでなく日本そのものが老いている(ような)今ではあるが、だからこそ、文学の不死身が見えてくる。二年と期間を限定した季刊誌です。(「散文誌 隣り村」編集室 八田千恵子)

【目次より】
筒井泰彦「表紙の裏に」
小説 田崎弘章「川に下りる道」
小説 井本誠司「聖母の目覚め」
「北海道の文学」① 水溜真由美 武田泰淳『森と湖のまつり』
木村聖哉「反骨の演歌師・添田啞蝉坊」(上)
「江ノ電・鵠沼・富士山の文学」① 小林美恵子 吉屋信子『良人の貞操』
有馬学「同時代史としての「戦後」を読む」
 第一回 私の教科書―大日本図書『小学校国語』
「中野重治を読む」① 竹内栄美子「雨の降る品川駅」
長野秀樹 映画「コーダ あいのうた」
岩尾雄四郎「旧ソ連・東欧諸国」(上)
永野三智「「遅れてきた」佐藤真と、あとに続く私たち」
「隣り村」の船出へ 有馬学「応援団などではないぞ!」
「虹の松原散策」① 田中明
 
表紙絵「放課後」 服部大次郎
 
 
著者

「散文誌 隣り村」編集室

さんぶんしとなりむらへんしゅうしつ

井本誠司・田崎弘章・多々良友博・永野いつ香・森明香・八田千恵子(代表)

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